出会い系サイトのシステムに詳しい方ならご存知かもしれませんが、多くの出会い系サイトでは、男性会員よりも女性会員の方が様々なシステムで優遇されています。
まず第一に利用料金の違いですが、男性会員はメールの送信や掲示板の投稿など、ポイントを消費して行う(または月額料金がかかる)のに対して、女性会員は基本機能を全て無料で使用できます。
そして第二に、女性の場合はそれらの基本機能を利用した際に、現金に換金したり、商品券に交換可能な特別なポイントが付与される優遇措置もあるのです。
男性であっても女性であっても、異性との出会いを求めて出会い系サイトに登録し、同じように基本機能を利用するのに、女性だけが優遇されることに納得できない人がいるかもしれません。
けれども、出会い系サイトでは有料会員である男性を増やす為に、女性会員を増やす必要があります。
その為、女性に様々な優遇措置をすることで、出会い系サイトの女性利用者を増やそうとするのです。
そしてキャッシュバッカーとは、本気で男性と出会いたいと思っていない、ポイント付与のシステムで小銭稼ぎを行う女性会員のことを指します。
キャッシュバッカーは、女性だけの優遇措置を利用して男性を惑わす迷惑な会員とも言えるでしょう。
キャッシュバッカーの目的とは?
一般的な女性会員とキャッシュバッカーの違いは、出会い系を利用する目的にあります。
一般的な女性会員であれば異性との出会いを求める一方でポイントを貯め、それを景品と交換して満足する目的で出会い系サイトを利用していることが多いでしょう。(元々出会い系のサイト側も、こういった利用方法を想定して作ったシステムとも言えます。)
このように一般の女性会員の場合、第一目的は良い人と出会うことなので、ポイントの溜まり方について拘っていないということが少なくありません。
ポイントを貯めることよりも、理想の男性と出会いたいという気持ちが強いのです。
ですが、キャッシュバッカーの場合は、男性と出会うことを目的としておらず、始めからポイント稼ぎを目当てとして出会い系サイトに登録します。
もしプロフィールで好みの女性がいても、その相手がキャッシュバッカーであれば99%出会うことはできないでしょう。
お金を稼ぐ目的だけで出会い系サイトに登録しているので、男性との出会いを求めていないからです。
しかし、キャッシュバッカーはメールのやりとりを続ける為に、男性に対し思わせぶりな態度をとることが多いので一般の女性会員と区別しづらいかもしれません。
キャッシュバッカーの手口は様々ある
この先の記事で詳しくご説明しますが、キャッシュバッカーの手口は様々です。
キャッシュバッカーは、どのように男性会員とやりとりをしようとするのか、前もって知っておくと騙されることは減るはずです。
怪しいと思ったら、すぐに関係を断ち切りましょう。
キャッシュバッカーは短いメッセージで返信率が高い
キャッシュバッカーは、多くのやりとりをしなければ収入を得ることができないので、メッセージは短文で、返信率が高いことが多いでしょう。
テンポよく連絡をとりあった方が、効率よく稼ぐことができるのです。
その為、男性からいくつも質問されたとしても、1つのメッセージで1つだけしか答えないこともあります。
これは、少しでも長くやりとりをしていたいからなのですが、不自然な返信の仕方とも言えるでしょう。
一般の女性会員であれば、メッセージをわざわざ小分けにする必要性はないはずです。
また、返信率の高さについても、1日中パソコンにかじりついていることが多いので、驚くほどの早さで返信してくることがあります。
男性会員が、「おはよう」と一言挨拶をしただけでも、すぐに返してくれますよ。
キャッシュバッカーは会う約束をしたがる
キャッシュバッカーは、男性会員に対し積極的に会う約束を取り付けようとします。
女性から会う約束をもちかけられて、断る男性はあまりいないのではないでしょうか。
しかもキャッシュバッカーは、プロフィール画像を可愛い女性に設定していることが多いので、もしかしたら可愛い子と会えるかも…と浮足立つ男性が少なくないでしょう。
その為、冷静さを欠いてしまい、待ち合わせ場所や日時を決めようとしますが、相手にのらりくらりとかわされます。
つまり、何のメリットもない無駄なやりとりを続けてしまうのです。
何度もお話をしていますが、キャッシュバッカーに会うつもりは一切ありません。
たとえ、会う約束をしたとしても、待ち合わせ場所に女性は来ないでしょう。
または、その前に何かしらの理由をつけてドタキャンするはずです。
キャッシュバッカーが求めているのは男性との出会いではなく、換金できるポイントだけです。
女性と会おうと必死になっている男性とのやりとりを続け、少しでも多く稼ぐことが最大の目的でしょう。
そして、会う気がないキャッシュバッカーのプロフィールに注目してみると、住んでいる地域の欄が首都圏となっていることがあります。
首都圏は他の地域と比べ出会い系サイトに登録している男性会員の人数が多いので、それだけ女性を求めている男性とやりとりをすることができるのです。
キャッシュバッカーはアダルト系で気を引く
キャッシュバッカーの手口の中で、アダルト系で男性会員の気を引くことがあります。
プロフィールの中で、不倫願望やセフレ、割り切った関係等というワードを使い、会える女性、関係を結べる可能性がある女性だということを匂わせるのです。
これを見た男性会員は、もしかして…と期待を持ってしまうものでしょう。
または、メッセージの中でアダルト系の写真や動画を送ることもあるようです。
目の前に人参をぶらさげるようものなのですが、過激な写真を見たい男性は何度もメッセージを送ってしまいます。
アダルト系の写真や動画を送られて理性を失う男性は多いので、キャッシュバッカーはその男性心理をうまく刺激するのでしょう。
気が付いたら、かなりの金額を課金していたという男性が少なくありません。
キャッシュバッカーの中には男性をわざと煽る強者がいる
キャッシュバッカーの中には、男性をわざと煽り、怒らせてやりとりを続けようとする人もいます。
キャッシュバッカーの手口として多いのは相手に気を持たせるやり方なので、怒らせるのは斬新な方法かもしれません。
そして具体的な方法ですが、まずキャッシュバッカーは男性のプライドを打ち砕くようなメッセージを送ります。
そうすると、男性はプライドを傷つけられたことに対して怒り、反論しなければ気が済まなくなるでしょう。
男性から怒りの返信がきたキャッシュバッカーは、また馬鹿にするようなメッセージを送り、結果としてやりとりが長く続いてしまうのです。
見ず知らずの女性から失礼なことを言われると腹が立ち反論したくなるものですが、返信してしまうとキャッシュバッカーの思うつぼだということを理解し、相手にしないようにした方がよさそうですよ。
キャッシュバッカーはサイト内の電話機能を使いたがる
キャッシュバッカーがメッセージのやりとりだけで稼ごうとすると、それ相当の人数と連絡を取り合わなければなりません。
しかし出会い系サイトの中には、電話機能があるところがあります。
出会い系サイトにもよりますが、電話のポイント還元率はいいのでキャッシュバッカーは少しでも稼ごうと、出会い系サイトの電話機能を使いたがるでしょう。
電話であればメッセージよりも効率よく収入を得ることができるので、女性が頻繁にサイト内だけで電話をしたがるようなら注意した方がよさそうです。
キャッシュバッカーはバレてもプロフィールを変えて別人になる
キャッシュバッカーに引っかかった経験がある人は、また同じ女性に騙されないように警戒するものです。
ところがキャッシュバッカーも、様々な工夫をして出会い系サイトで稼ごうとします。
その手口のひとつが、プロフィールを変えることです。
写真やコメントを変え、まるで別人のようになりすませば、男性から同じ人だと気づかれることなく騙すことができるでしょう。
それだけではなく、プロフィールを変えることは他にも狙いがあります。
例えば、清楚系の女性に成りすました場合、派手な男性の興味は持たれにくいでしょう。
これでは、男性とのやりとりの幅が狭まってしまいます。
その為、キャッシュバッカーは少しでも多くの男性の気を引き収入を得る為に、時には派手な女性になりすましたり、年上の人妻になりすましたり、プロフィールを様々工夫するのです。
男性会員からすると、プロフィールを変更されることにより、以前騙されたキャッシュバッカーとは違うと油断してしまいがちです。
知らないうちに、同じキャッシュバッカーに騙されていることも珍しくないでしょう。
キャッシュバッカーはサクラ?業者?
キャッシュバッカーは、サクラなのか業者なのか、気になる人が多いのではないでしょうか。
実は大抵の場合、キャッシュバッカーはサクラでも業者でもなく、個人がやっていることがほとんどでしょう。
何故なら、キャッシュバッカーはそこまで大きく稼げないからです。
私が大まかに試算した結果、キャッシュバッカーの収入は1,000人とメールをしてようやく1日5,000円~8,000円稼げるくらいの金額のようです。
高校生や大学生のアルバイトであれば、そこまで不満を感じないかもしれませんが、大人が満足できる金額では到底ありませんよね。
ある程度稼ぐために1日1,000人とメールをしようとすると、朝から晩までパソコンか携帯に触り続けていないと消化できないので、楽をして稼いでいるとは言えないでしょう。
つまり、キャッシュバックシステム自体がそこまで割の良いシステムではないため、効率良く稼がなければならない業者などは、手を出しにくいのです。
ポイントバックシステムがなければキャッシュバッカーがいない!?
キャッシュバッカーは、さきほどお話をした通り、男性との出会いを求めているのではなく、ポイントを貯めて換金することが目的ですよね。
つまり、ポイントバックシステムがない出会い系サイトであれば、キャッシュバッカーは活動する意味がないということです。
または、極端に換金率が低い場合もキャッシュバッカーの人数は少なくなります。
キャッシュバッカーに引っかからないようにするには?
キャッシュバッカーに引っかからないようにするには、相手の手口を知ることが大切です。
どのように男性に課金させているのかが分からなければ、防ぎようがありません。
それに加え、キャッシュバッカーをふるいに掛けるためには、なるべく早い段階で直アドやLINEのID交換を持ちかけることがおすすめです。
ただし、警戒心が強い女性であれば、キャッシュバッカーではなくても直アドを交換することに抵抗感を示すかもしれません。
その場合は、捨てアドと呼ばれるフリーメールアドレスの交換を提案しましょう。
フリーアドレスなら、相手に身元がバレる危険性が軽減されるので、気軽に交換することができるはずです。
それなのに、相手の女性が頑なに交換に応じてくれなかった場合は惜しいと感じても、思い切って切り捨てた方がいいかもしれません。
特に、会う約束まではスムーズだったのに、連絡先交換を持ちかけた瞬間にしぶるのであれば怪しいと思った方がよさそうです。
キャッシュバッカーのプロフィールには美人の写真が使われていたり、魅力的なメッセージを送ってくれることが多いので、切り捨てることは勇気がいるかもしれません。
もしかしたら、こんな可愛い子と出会えるかも…と、淡い期待を持ってしまう男性は多くいます。
しかし、相手の女性が怪しいと思った瞬間に執着せず、割り切って決断する癖を付けておくと、キャッシュバッカーの餌食にならずに済みますよ。
キャッシュバッカーに引っかかってしまうと、何もメリットは生みません。
キャッシュバッカーよりも悪質な会員もいるのでご注意を!
キャッシュバッカーは、出会い系サイトの中だけでやりとりをしたがるので、LINE交換を拒否します。
頑なに拒絶されると男性会員は、女性がキャッシュバッカーなのかもしれないと疑い、これ以上関わることを辞めますよね。
そうすると、LINE交換できる女性は一般会員のはずだと安心してしまうことがあります。
けれども、出会い系サイトの中には、サクラでもキャッシュバッカーでもない注意するべき悪徳業者がいることをご存知でしょうか。
悪徳業者は男性会員に対し、積極的にLINE交換やメールアドレスの交換を持ちかけ、個人情報をゲットしようとします。
または、他の高額な出会い系サイトに誘導することもあるでしょう。
このように出会い系サイトには、キャッシュバッカーやサクラだけではなく、注意するべき存在がいることを忘れてはいけません。
もし女性とLINE交換できたとしても、スマホが壊れてLINEのやりとりができなくなった、おすすめのサイトがあるからここで連絡をとりたい、等と言われたら迷わずブロックして切り捨てましょう。
一般女性会員は、他の出会い系サイトに誘導することは絶対にしませんよ。