出会い系サイトと聞くと、テレビのニュースの影響もあってか、援助交際や出会い詐欺、個人情報流出などの各種トラブルの温床というイメージがありますよね。
これらのトラブルに共通して言えるのが、例えば暴力団・ヤクザのような組織が加害者で、我々一般人が被害者といった構図です。
ですので、私たちもこのようなトラブルに巻き込まれないように注意深く出会い系を使っている訳なのですが、実は使い方によっては知らないうちに自分が加害者側・犯罪者側の人間になってしまうこともあるんです!
それは一体、どのようなことなのでしょうか。
自分が犯罪者となってしまうケース
出会い系サイトを利用している中で以下のようなケースは、自分が加害者・犯罪者となってしまうことがあります。
- 掲示板やプロフィールなどで援助交際を希望する旨の書き込みをした。
- 女子高生など18歳未満の児童を相手にセックスをすることを持ちかけた。
- SNSサイトを開設したが、放置していたら出会い系サイトのようになっていた。
1つ目と2つ目はやってはいけないと思いつつも、性欲がガマンできずについ魔がさしてやってしまったというケースですね。
もしかしたらこれまでに、ついうっかりこういう行為をしてしまっていたという人もいるのではないでしょうか?
これらの行為は法律・条例違反となる可能性が極めて高いので、「知らずにやってしまった、逮捕されるとは思わなかった」では済まされないので注意が必要です。(※出会い系サイト・アプリにおいて、18歳未満に対して性行為に誘ったりそれを匂わせるような書き込みをしてはいけないと出会い系サイト規制法で決まっているため、実際に出会ったりセックスしたりをしなくても処罰の対象となるのです。)
3つ目はちょっと特殊で、自分が気付かないうちに出会い系サイトの運営者となってしまっていたというケースですね。
例えば、知り合いだけで使えるSNSサイトを作ったけれど途中で飽きてしまって放置していたら、いつの間にか知らない人たちが集まって出会いの場として使われていた……といった話が以前実際にありました。
この場合、自身が運営するSNSサイトをインターネットを介する異性紹介事業として正式に役所に届け出るか、サイトの規約や機能の修正改善または削除などをしない限りは、やはり処罰や行政処分の対象となってしまいます。
滅多にないことだと思いますが、SNSサイトの運営は知識さえあれば意外と簡単にできてしまうのでやはり注意が必要でしょう。
18歳未満の児童との出会いについて
男女の出会いにおいて男性側が加害者となってしまうケースで最も多いのが、やはり18歳未満の児童とセックスをしてしまったというものです。
出会い系に限った話ではなく、どこぞの教員が教え子ととか、会社員や公務員といった立場ある人間が若い女の子(たまに男の子)と……みたいな話はよくニュースで聞きますよね。
ですが、普段私たちもあまり意識しないからか、ただ漠然と「18歳未満はヤバい」としか思ってない現実もあるかと思います。
そこで18歳未満の児童との出会いについて、どこまでがセーフでどこからがアウトなのかをしっかりと判断できるよう、もう少しだけ掘り下げておきましょう。
性的な接触は全てアウト
まず残念なお知らせですが、一部の例外(後述します)を除いて、18歳未満の児童に対して性的な接触をすることは100%禁じられています。
セックスはもちろん、胸や性器を触ったりキスをするのもダメです。場合によってはハグをしただけでも罰せられることがあります。
とにかく、やましい気持ちで児童と接触すること自体がもはやアウトなのです。
例外として、職業行為として行う(医者など)場合や、または許嫁のように両家公認かつ本人同士もそれに同意している場合などは、罰則が適用されません。
窃盗や殺人のような問答無用で犯罪だとされる行為に比べて、児童への性的な接触は周囲の状況や環境によってやや基準が変化する印象ですね。
プラトニックな交際であればセーフ?
じゃあ性行為を一切しない、プラトニックな交際であればセーフかというと、これまた微妙だったりします。
例えば、本人同士が強い恋愛感情で結ばれていたのだとしても、児童側の親または保護者が反発する場合があります。
最悪の場合、あなたや当人である児童の気持ちを無視して、勝手に警察に通報されてドナドナ……といったことも考えられます。
この段階であなたが「セックスはしていない」と主張したとしても、おそらく聞き入られることはないでしょうね。
また別のケースとして、別れ話がこじれて逆上した児童の側が、ありもしない性的被害をでっちあげるというのもあります。
人生経験が未熟な時期の恋人への情熱や執念って、恐ろしいほど強いですよね。
どうせ不幸になるなら道連れにしてやるという、そんな感情を本当に行動に移してしまう子ども特有の積極性に潰されてしまうのですね。
上のような展開を避けるには、どんな場合でもなるべく早くに相手の両親にご挨拶をしに行き、「婚約」という事実を取り付けることです。
そうすれば万が一警察を呼ばれてしまったとしても、「婚約していた」という事実が確認できれば「民事なので当人同士でよく話し合って解決してくれ」といった対応に切り替わるはずです。
親切心が仇になるケースも?
過去実際にあった事件で、インターネットで知り合った18歳未満の児童を自宅に招き入れ、また市内を連れまわしたとして未成年誘拐の罪で成人男性が逮捕されたというものがありました。
まあ同じような事件はいくつもあるのですが、この事件では18歳未満の女の子の方が家出を希望し、居場所を求めていたので、成人男性は女の子を助けるつもりであえて誘ったらしいのです。
女の子の側も自ら希望したことだったので当然、男性に誘拐されているという認識はありませんでした。
しかしながら、このケースでは成人男性は未成年誘拐という非常に重い罪に問われました。
このようにただの親切心であっても、それの使い方やアプローチの仕方を間違えれば一気に犯罪者の烙印を押されることになりますので注意しましょう。
最近では「道端で倒れている女性を助けたら後日セクハラで訴えられた」みたいな冗談が、段々と冗談ではなくなってきているようです。
はっきり言って訴える側は恩を仇で返すどころかキチガイのそれなのですが、大人が子どもを助ける、弱者や困っている人を助ける、そういった純粋な善意を信じようとする気持ちを失ってきているのかもしれません。
まあさすがに、未成年誘拐で逮捕されたこの男性の行為は、いささか紛らわしいとは思いますが(笑)
多くの人が勘違いしてそうなケース
私自身がそうだったので非常によく分かるのですが、犯罪だと思っていたら実はそうではなかったといったケースも実は存在します。
特に出会い系サイト・アプリにおいては非常に大きなウェイトを占めるケースですので、この機会にしっかりと勉強してってください!
援助交際は罪にはならない
援助交際をしたら逮捕されるのかとよく質問をしてくる方がいますが、これについてはその心配は一切ありません。
あなたと相手、そのどちらもが18歳以上の大人なのであれば、それはただの同意の上でのセックスなのです。
実は援助交際で逮捕となるのは援助交際を仕掛ける側、それも組織的に運営している場合です。
これを管理売春と言い、刑事罰の対象となっています。
だからデリヘルなどではあくまでも本番厳禁を通してますし、ソープランドなどでもコンパニオンとお客さんとの自由恋愛といった建前を用意して運営してる訳です。
厳密に言うと売春自体は、管理の有無に関わらず全面的に法律で禁じられています。
ただ、管理されていない売春(これを単純売春と言う)については、それを罰する決まりが存在しないんですね。
ですので、ただ援助交際をしただけで逮捕されることはまずありません。安心してください。
人妻との不倫はバレなければセーフ
出会い系サイト・アプリには実に多くの既婚者が登録しています。
意外に思うかもしれませんが、女性の既婚者、つまり人妻もかなりの数が登録してきているんです。
平凡な日常に飽きて刺激を求める人妻、旦那や結婚生活に不満が持ちストレス発散したい人妻、単に欲求不満を解消させたい人妻、まあそれぞれが様々な思いを持って出会い系を利用しているのでしょう。
ぶっちゃけてこういった人妻たちとは比較的簡単に出会うことができます。もちろんセックスもガンガンできます。
それ自体は刑事罰に問われることは一切ないので大丈夫なのですが、不倫関係が相手のパートナーにバレれば、もちろん慰謝料などを請求される恐れがあります。
その話し合いがこじれれば、最悪の場合は民事訴訟されることもあるでしょう。
人妻と不倫関係になる場合は、あまり深入りはせず、期間限定の関係だとお互いに割り切って付き合うようにしましょう。
普通の常識があればまず安心です
さて、ここまで怖がらせるようなことをお伝えしてきましたが、基本的にはごく一般的な常識さえ持ち合わせていれば出会い系サイト・アプリを使っていて逮捕されるようなことはありません。
18歳未満の児童(男女問わず)と会おうとしたり、他人を騙して自分が得をしようとしたりしなければ、至って平和に使えるので安心してください。
公共のマナーやお住まいの地域にそれぞれ制定されている条例、そして法律をきちんと守って、ぜひ出会い系サイト・アプリで素敵な出会いを見つけちゃってくださいね☆
これは一般論ですが、インターネットのような誰でも見られるようなところでそういうことをするから犯罪者となってしまうのです。
逆に言えば、隠れてやれば援助交際だろうが、JCやJKとのセックスだろうが、実はそんなに簡単にバレるようなものでもありません。(いきなりバレることが無いだけで、そのうちバレる危険性はあります。)
犯罪を肯定・助長する意図はありません。あくまで一般論です。分かりましたね?(笑)