せっかく出会い系アプリ(サイト)に登録したのに、ちっとも出会えない……。

出会い系やマッチングアプリに関するレポ・取材を仕事にしていると、こういった切ないボヤきをよく耳にします。

たったの1~2日、それも無料ポイント内で遊んだだけで出会えないのは「そりゃそうだよ」って部分もあります。

さすがに結果を求めるのが早すぎですからね。

ですが「半年間で3万円以上使ったけど出会えなかった」みたいな男性もいて、さすがにそこまで来るとちょっとかわいそうで、何とかしてあげたいなって気持ちにもなります。

そこで本記事では出会い系で出会えないという状況を改善するため、以下の順番でお話を進めていきたいと思います。

  1. 出会えない理由、多くの人がつまづいている箇所の特定
  2. それらを改善、解決するための基本的な方法の解説
  3. 出会いの可能性をさらに高めるためのヒント、考え方の提案

このように順序立てると、何だかシステマチック過ぎて嫌だなって感じるかもしれませんね。

もっと情熱的に、パッションや熱意みたいなもので解決したい。そういうアツい心を持った男性も、この記事を読む人の中にはいると思います。

ですが例えば、道で転んでひざを擦りむいたならバンソーコーを貼りますよね?

ひざを擦りむいたから風邪薬を飲もう……なんて人はいないはずです。だって全く意味がないですからね。

今回の「出会えない」という問題もそれと同じで、問題の内容にぴったりマッチする対策を取らなければ解決することはできないんです。

逆に言えば、きちんと順序立てて分析していけば「出会い系で出会えない」というのは十分に解決できる問題なんです。

多少長くなりますが最後までお付き合いいただければ嬉しいですし、そうでなくとも前半部分を読むだけでもだいぶ見え方や捉え方が違ってくると思います。

あなたが理想とする出会いを見つけるために、ぜひ本記事をお役立てください。

なお、この記事はハッピーメールやYYCのように「初手から相手にメールを送れる出会い系アプリ」の利用者をターゲット読者としています。

何卒ご了承くださいますようお願いいたします。

出会い系で出会えない人の8割以上が当てはまる3つの悩み

それでは早速、出会い系で出会えない理由について確認をしていきましょう。

今回の記事を書くにあたって「出会い系で出会えなかった男性100人」にアンケート調査を行ってみました。

すると、実に8割以上の人が以下の3つの内のどれかに当てはまっていることが判明したんです。

出会えない人の悩み① メールに返信をもらえない

メールへの返信、特にファーストメールに返信がもらえないという悩みを抱えている男性は非常に多かったです。

今回のアンケートの中でも6割近くの男性が出会い系での返信のもらいにくさを感じているようでした。

ファーストメールに返信がなければその後の進展もあり得ないので、メールへの返信が無いというのは文字通りの死活問題と言えます。

では、なぜメールに返信がもらえないのか?

理由や原因は様々ありますが、主に男性側のプロフィール設定やメールの文章に問題があることが多いです。

もしあなたが同じような悩みを抱えているのでしたら、まずはこの問題を何とかするのが最初の目標となるでしょう。

出会えない人の悩み② 連絡先や写真の交換をしてもらえない

「メールへの返信はもらえるんだけど、その後が続かない」というのもよく聞く話です。

取り分けて多いのが「LINEやメールアドレスの交換をしようとしたら音信不通になった」「女性の写真を見せてもらおうとしたらブロックされて連絡が取れなくなった」といった悩みです。

実際、こういった個人情報の交換は女性側は抵抗を感じることが多く、ここをクリアするにはいくつかの条件を満たさないといけません。

その条件を満たさないまま、いきなり「連絡先の交換お願いします」などと突っ込むと、撃沈してしまう確率が非常に高いです。

とはいえ、ファーストメールに返信をもらうよりは難易度の低い問題ですので、いくつかのテンプレート質問を駆使するだけで難なくクリアできるはずです。

出会えない人の悩み③ お金目当ての女性としか出会えない

「出会えるし、セックスもできる。でも……なぜかお金目当ての女性としか出会えない」

これも出会い系を利用している男性の悩みあるあるですね。

はっきり言ってしまえば援デリと呼ばれる風俗業者、もしくは割り切り・パパ活といった不純な目的で出会いを探す一般女性に引っかかってしまっているだけです。

出会い系ではよく「セフレを探している」とアピールする女性を見かけますが、実はこれらの女性のほとんどが業者や割り切りといったお金目的のアカウントなんですね。

適当にエロっぽいアピールをしておけば勝手に男が集まってお金を落としていってくれる……何とも楽チンな商売だなって思います(笑)

理想の出会いを見つけるためには、即物的な性欲や情欲に流されず、一般女性とそうでない女性を見分けていく必要があります。

出会えない状況を改善するための5つの方法

上記3つの内、あなたに当てはまるものはありましたでしょうか?

ここからは上の3つの悩みを改善、解決していくための方法についての解説となります。

どれも基本的なことですが、だからこそ当たり前にこなせる人は少ないです。

これらの知識をしっかりと覚えて、他のライバルたちに差を付けていきましょう!

方法① プロフィールの設定項目を70%以上埋める

出会い系では大抵、以下の画像のようなプロフィール設定画面があると思います。

ハッピーメール プロフィール設定画面
※ハッピーメールのプロフィール設定画面です。

これらの項目のうち、大体70%以上が埋まるように設定するのが出会い系における基本事項となります。

では実際にどのような設定にすれば良いのか、最大手の人気有名出会い系「ハッピーメール」の項目を例に簡単に説明していきましょう。

おすすめのプロフィール設定
項目 解説
興味あること 一般女性と出会いたいのであれば「遊び友達」から「恋人」「合コン」ぐらいまでにしておくのがベターです。
「大人の交際」といった明らかにセックスを匂わせる項目にはチェックを入れないようにしましょう。
性格 あなたの性格に当てはまるものにチェックを入れれば良いです。
あえて言うなら「仕事好き」みたいな項目は女性からの好印象を得やすいです。
ニックネーム あなたの本名をひらがなやカタカナにして入力しましょう。
実際に出会えた時に違和感なく名前を呼んでもらえます。
それって結構隠れた重要ポイントなんですよ?
年齢 実際の年齢を入力しましょう。
多少ならサバを読んでも構いません。
居住地/詳細エリア 住んでいる地域ではなく、よく遊びに行く場所、もしくは女性との待ち合わせに使いたい場所を選んでおきましょう。
出身地 大阪や北海道のように誰もが「おっ」と気がつくような地方の生まれなら入力した方が良いです。
逆に埼玉や千葉みたいなインパクトの弱い地方であれば未入力で構いません。
血液型/星座 嘘を付いても仕方のない項目なので正直に入力しておきましょう。
身長/スタイル/ルックス 偽情報でメール返信率を上げることもできますが、実際に出会った時に一気に幻滅されてしまうのでやっぱり素直に入力した方が良いです。
職業/年収 身長やスタイルなどと違ってこちらは嘘を書いてもバレにくい項目ですね。
年収600万円ぐらいが無理なく嘘を突き通せるレベルでしょうか?
もちろんそれ以上に稼いでいるのなら素直にその金額を設定すればOKです。
交際ステータス/子ども 「独身+子どもなし」としておけば全ての属性の女性をターゲットにできます。
「既婚」とすると基本的には同じ既婚女性としか出会えなくなるでしょう。
この辺りはあなたがどのような出会いを求めているかで設定内容が変わってきますね。
タバコ 吸わなくても我慢できるのなら「吸わない」と設定しておいた方が良いです。
タバコ好きの女性よりタバコ嫌いの女性の方が圧倒的に多いですからね。
お酒 飲めるのであれば「飲む」と、飲めないのであれば「飲めない」と設定しておきましょう。
下戸を隠したくて「ナイショ」とか設定しても意味無い項目です。
クルマ こちらも持ってないなら「ない」と言ってしまって大丈夫です。
「何でクルマ持ってないの?」と聞かれたら「うーん、性格的に危ないと思って」のように答えると良いでしょう。
同居人/兄弟姉妹 こちらは未設定で良いです。
最初からここを気にする女性ってそこまでいません。
出会うまでの希望 「気が合えば会いたい」ぐらいの距離感にしておくと、女性からの警戒心を和らげるのでベターです。
初回デート費用 未設定で良いです。
もちろん基本的には男性が全額持つのですが、それをあえて主張する必要はありませんからね。
自己評価 低すぎず、平均よりちょっと高めぐらいが見栄えが良いです。
ただし「エッチ度」みたいな項目はデフォルトの★3のままにしておきましょう。
相手に求める条件 あなたが出会いたいと思っている女性の条件です。
年齢、身長、スタイルあたりを素直に入力して、残りは未設定のままで問題ありません。

ハッピーメール プロフィール自己評価
※自己評価の設定例です。このぐらいが丁度良いですね。

また、プロフィール設定項目の中でも特に大きい「一口コメント(自己紹介文)」ですが、こちらは以下の順番で書くと効果が高いです。

  1. あなたの一番のアピールポイント
  2. 出会い系に登録した理由
  3. 趣味や好きなモノなど、相手の女性との話題になりそうなもの
  4. プロフィールを見てくれた女性へのメッセージ

このテンプレートに沿って例文を作ると以下のようになります。

自己紹介文の例

36歳、178cm/73kg、都内にある某IT系の企業でチーフエンジニアとして働いています。

忙しい日々の中で心を落ち着けられる、そんな相手を見つけたくて、お試しで登録してみました。

実は恥ずかしながら料理が趣味で、洒落っ気のない家庭料理ではありますが、作った料理の写真をインスタにアップしては世界中の料理友達とイイネを送り合って楽しんでます。

※参考までに、写真をいくつか日記に載せておきます。よければご覧ください。

素敵な出会いを見つけられたら嬉しいです。メッセージお待ちしてますね。

いかがでしょうか?

ハイスペックそうな雰囲気を出しつつも謙虚さを持ち合わせ、ガツガツしてないけどそれでいて積極性も見え隠れする、非常に誠実で紳士的な男性をイメージできるのではないでしょうか?

実は文章の長さにも気を使っていて、上の例文は240字と非常にさらっと読める長さに仕上がっています。

大体400字ぐらいまでが女性に読んでもらえる上限ですので、それも意識しつつ作文をするようにしましょう。

方法② プロフィール写真を厳選する

プロフィールの項目や自己紹介文と同じか、それ以上に女性の注目を集めるのがプロフィール写真です。

それ故に、できるだけイケてる顔写真を載せたいところですが、間違った考えや方向性で写真を撮っても女性の心をとらえることはできません。

例えばイケメンホストのような写真を載せた場合、キャバクラや風俗を仕事としている女性には響くかもしれませんが、ごく一般の女性には逆に敬遠されてしまうことでしょう。

カリスマホスト ROLAND
※こちらは2018年に話題となったカリスマホスト「ROLAND」さんのお写真。カッコイイけど、明らかに一般向けではない雰囲気がビシバシと伝わってきます。

かといって免許証の証明写真のような堅苦しいものでもダメで、こちらは今度は「何だか世間ずれしてそうな人だな」と、つまりは「変わった人だ」と思われてしまいます。

ヒカキン 免許証 写真
※大人気YouTuber「HIKAKIN」さんの若かりし頃の免許証写真。好青年っぽさは伝わってきますが、もしこれが出会い系のプロフ写真として載っていたらやはり場違い感が否めません。

では一体どのような写真がプロフィール写真として最適なのでしょうか?

答えは「旅行先などで友達や家族に撮ってもらった写真」です!

この理由ですが、例えば出会い系に登録して女性アカウントの写真を見ていくと、いくつか傾向が見えてくるんですよ。

明らかにプロによって撮影された写真、SNOWなどの画像修正加工アプリを使った自撮り写真、そして友達や家族に撮ってもらったであろう自然体な写真。

これらの内、一般女性率が高く、さらに真面目な出会いを探している可能性が高いのが、3つ目の「友達や家族に撮ってもらった写真」なんですね。

そして人は「自分の感性と近しい相手に好感を覚える」という習性があります。

つまり、プロフ写真に「友達や家族に撮ってもらった写真」を使う女性は、無意識の内に同じ「友達や家族に撮ってもらった写真をプロフに掲載している男性」を探す傾向にあるんです!

また、友達や家族のように親しい相手に撮ってもらった写真ならほぼ確実に笑顔で写っているでしょうし、普段どおりの自然体のあなたを相手の女性にアピールすることができます。

このように出会い系に載せるプロフィール写真は、単なる写真映りだけではなく、相手の女性がその写真を見て何を感じるかまで想像して設定すると非常に効果的です。

方法③ ファーストメールや掲示板の文章にこだわる

自分のプロフィールの準備ができたなら、次は女性に送るメールの中身をチェックしていきましょう。

先ほど「出会えない人の悩み①」では「6割近くの男性が女性からの返信のもらいにくさを感じている」とお伝えしたのを覚えているでしょうか?

これは裏を返せば、半数以上の男性が「まともなメールや掲示板の文章を書けていない」という衝撃の事実にもつながってしまうんです!

そんなバカな……って思うかもしれませんが、実際に女性に送られてくるメールって

「はじめまして!よければ仲良くしたいです!メッセージ待ってます!」

みたいな下手なナンパより酷いものが多いんですね。

はっきり言って、こんな文章でメールを送ったところで絶対に出会いにはつながりません!

掲示板にしても同じで、やれドライブだの食事だの、いい年した大人が「お前ら全員、中学生レベルの感性か!?」って叱りたくなるぐらい、みーーーーんな、自分中心の勝手な文章しか書けていません。

そうではなく、女性が「この男の人になら返事をしても良いかも」と思える、そういう紳士的かつ魅力的なメール文章を書けるようになりましょう。

例えばファーストメールでは以下の順番に書いていくと良いでしょう。

  1. あいさつ
  2. なぜメールしたか
  3. アピールポイントや相手への質問
  4. 締めの言葉

この通りに書くと、以下のような例文になります。

返事がもらえるファーストメールの例

○○さんへ

はじめまして、こんにちは。××と言います。

△△好きな方と仲良くなりたいと思っていたら○○さんのプロフィールを偶然見つけて、勇気を出してメッセージを送ってみました。

身近に△△を語れる方っていないので、お仲間を見つけて、それだけでちょっと嬉しい気持ちになってます(笑)

もしよければ○○さんと少しお話ししてみたいです。

もちろん△△以外でも、例えば好きな映画とか、旅行に行ってみたい場所とか、そういう何でもない話を楽しめる仲になれたら素敵だなって思います。

お手すきの時で構いません、お返事待ってますね。

よろしくお願いします。

いかがですか?

ファーストメールの要点をしっかりと押さえつつ、さらに「偶然見つけた」「勇気を出して」「嬉しい気持ち」「素敵だ」といったフレーズで相手の女性の共感性、いわゆる「女心」に直接響くような文章に仕上げてみました。

もちろんあなたのキャラクターに合わせて「!」とか「☆」みたいな、感嘆符や絵文字などの記号を使っても構いません。

ただどの場合においても、基本はこのように「あなたを見つけられて本当に嬉しい」「これは運命の出会いかもしれない」「無理強いはしない、返事を待ってる」といった姿勢で文章をしたためると女性からは好印象を持たれやすいです。

逆に言えば、自分の自慢やアピールばかりをガンガンに押し出していくと、女性からはウザがられてしまう傾向にあります。

「追えば逃げる」の法則ってやつで、最初から全力ダッシュで追いかけると女性は一目散に逃げ出してしまうんですね。

なので逆の発想で、こちらからは絶対に追わないんです。

メールを送ることで「私はここにいます」とアピールだけしておいて、相手の女性が興味を持ってくれるのをただひたすらに待つんです。

後は簡単で、こちらに近づいてきた女性にそっと手を差し伸べて、優しく引き寄せる。

メールや掲示板の文章に必要なのはそういった「待ちの感覚」です。

方法④ メールのやりとりの中にチェックポイントを設ける

ファーストメールに返信をもらえるようになった次に問題となるのが「連絡先の交換ができない」「写真の交換ができない」といったものです。

他にも「デートに誘うタイミングが分からない」みたいなものもあります。

これらの問題を解消するには、相手とのやりとりを続ける中でチェックポイントを設けておくことです。

例えば以下の目標を目安にメールのやりとりをしてみましょう。

出会い系におけるメールの回数とクリアしたい目標
メール回数 目標
3~10通目 連絡先の交換
15~20通目 デートの約束
21~25通目 待ち合わせの日時など具体的な話
26~30通目 実際にデートする

見てもらうと分かる通り、出会い系サイト・アプリ内でのメールのやりとりは原則として10通以内に終わらせます。

なぜ10通以内なのか、疑問に思う方もいるかもしれませんね。

あなたはどうでしょうか?意外だと思いますか?

その理由ですが、実は女性の側も出会い系で出会うことがどういうことなのかちゃんと理解してくれているんです。

理解しているからこそ、適切なタイミングで話を切り出されることを彼女たちは待っています。

シンデレラの前に魔女が現れて魔法をかけてくれる、それと同じレベルで彼女たちは「自分にとって都合の良い展開を自分以外の誰かが運んできてくれる」ことを期待しているんです。

そのひとつが「10通以内の連絡先交換」なんですね。

実際に出会い系内でのメールの回数がこの数を超えると、途端に女性側のテンションが落ちていくのが分かります。

要は「こいつ、いつになったらカボチャの馬車持ってくるんだよ?」って思われちゃうんですね(笑)

次の目標であるデートの約束も同じで、連絡先を交換したなら次にやることは決まってますよね?

お互いにそれが分かってるのに、いつまで経っても雑談ばかりが続いて肝心の話題が出てこなかったら……やっぱり興ざめしてしまいますよね。

「この男の人は本当にただ雑談をしたいだけなんだ」

そう思われたが最後、いつ音信不通になってもおかしくないぐらいに女性側のモチベーションが激減してしまいます。

男性からすれば「分かってるなら女の側からリクエストしてくれよ」って思うかもしれませんが、女性は女性で「女にそれを言わせるの!?」って思ってるので、ここの感覚のすれ違いでつまづいてしまう男性は非常に多いんです。

ですので、早すぎず遅すぎず、頃合いを見計らって女性の手を引き寄せてあげるのが男の責務だと心得てください。

ワンポイント

10通以内に連絡先の交換を持ちかけてるんだけど失敗してしまう、そんな悩みを持っている方は、この後にある「今よりもっと出会うための3つのヒント」の②にある「トークの魔法」についての解説を必ず読んでください。

あなたの悩みが必ず氷解するはずです。

執筆者の体験談

話は大きく変わるんですが、私の過去の失敗として、当時付き合っていた彼女が転職の話をし始めたことがあったんです。

ただ、彼女の話を聞いてもどうにも煮え切らない様子で、悩んではいるけどどうしようかなあ……みたいな堂々巡りが続いていたんですね。

その時の私は25歳とまだ若造だったので気付けなかったんですが、もしかしてあれは「俺のところに永久就職しろ」つまり「結婚しよう」と言って欲しかったのかななんて、今になって思う訳です。

男の責務って難しい……。

方法⑤ サクラや業者をきちんと見分ける

最後の方法として、出会い系サイト・アプリ内にウヨウヨといるサクラや業者をきちんと見分けて、一般女性だけにアプローチをかけられるように眼を磨くことが重要です。

とはいえ、100%完璧に見分ける必要はありません。

分かりやすい特徴を持ったアカウントだけを見分けられるようになれば、それだけで8~9割のサクラ業者を見抜くことができます。

ですので、まずはそこを目指しましょう。

例えば出会い系では以下のような特徴を持ったアカウントは、サクラか業者だと思って無視してしまって構いません。

  • 美女やセクシーなプロフィール写真を掲載している
  • 自己紹介文や利用目的の欄に「セフレ募集」「大人の関係を希望」みたいなアダルトな内容を書いている
  • 1通目からやけに積極的なメッセージを送ってくる
  • 今使っている出会い系以外のサイトやアプリを勧めてくる

男性側の出会いたい(≒セックスしたい)という気持ちを逆手に取って、サクラや業者は「いかにも美味しく見える罠」をバンバン投げつけてくるんです。

しかしそれは彼ら彼女らの手口がワンパターンになる原因でもあり、性的な欲求を心から追い出して女性アカウントを見比べてみると、明らかに「あー!これは業者だな!」と肌感覚で理解できるようになります。

もう少し理解を深めてもらうために、隠語のように使われる自己紹介文のセリフの一覧を載せておきますね。

  • 優しい男性
  • 大人の男性
  • 理解のある人
  • 余裕のある人
  • お互いを高め合える人
  • 苦しい時に助けてくれる人

例えばこれらのセリフの頭に「金銭的に」と枕詞(まくらことば)を付けてみてください。

いかがですか?

思わず鼻で笑っちゃいそうな文章になりますが、実際こういったセリフを自己紹介文の中に書いてあるアカウントは高い確率で業者、もしくは割り切りや援助交際(パパ活)などのお金目当ての女性だったりします。

このように言葉の裏に隠れた真意まで読めるようになると、ほとんどサクラや業者に引っかかることはなくなりますね。

今よりもっと出会うための3つのヒント

ここからは応用編で、これを知っておくとあなたの出会い系の使い方の幅がさらに広がるといったものです。

数ある知見の中でもかなり実用性の高いものを選りすぐって載せておきますので、ぜひご一読ください。

ヒント① プロフィール写真はあえて掲載しないという選択肢もある

「出会えない状況を改善するため方法」として「プロフィール写真を厳選する」と紹介しましたが、実はこれは「掲載するなら厳選しなければならない」だけであって、あえて掲載せずに置いておくという選択肢もありえるんです。

というのも、初手から相手にメールやメッセージを送ることができる出会い系において、最も重要なのは顔の良さではなくコミュニケーション能力だからです。

ですので、相手の心を掴めるぐらい魅力的なメールを送ることができれば、プロフィールで顔出しをしていなくとも20~30%ぐらいの割合で女性からの返事をもらうことだってできます。

むしろ顔が見えない方が相手の期待が高まって返信率が高くなる、そんな話も出るぐらいに「プロフィール写真が無い」という状態は、驚くほど女性からのメールの返信率に影響しません。

また別の話になりますが、相手の女性がプロフ写真を掲載していない場合、どこかのタイミングで「写真ちょうだい」と言わなければなりませんよね?

その時、ただ写真をくれと言うのではなく

「そういえば、まだこちらの写真を送っていませんでしたね。このメールに貼り付けて送りますね。よければ○○さんのお写真も送ってください」

と、ある種の交換条件のように切り出すと、相手の女性も「送らなきゃいけない」という心理に誘導できるのでものすごく便利なんです。

こういった理由もあり、私が出会い系を使う時はほとんどの場合で顔写真を載せていません。

それでも年間通して4~5人の女性と新しく知り合い、仲良くなれている(もちろん大人の男女として)ので、プロフ写真の有無で不便を感じたことは一度もありません。

ヒント② チェックポイントではトークの魔法を使え

まず、以下の2つの文章を見比べてください。

「もしよければ連絡先を交換しませんか?」

「交換するのはメールアドレスが良いですか?それともLINEとかカカオの方が良いですか?」

これは連絡先の交換を相手の女性に求める時のセリフですが、基本的には同じほとんど内容を相手に伝えているのが分かります。

しかし!

本質が同じにも関わらず、成功率が高いのは後者の「メールアドレスか、それともLINE、カカオか」と聞いた方のセリフなんです。

これってなぜだか、あなたは分かりますか?

実はこれ、相手にNOを言わせないトークスキルのひとつで、営業などのビジネスセミナーの場では「ダブルバインド」という名称でよく知られている有名なテクニックなんです。

前者の場合、女性の心理は「連絡先を交換する?しない?」の間で揺れ動きます。

なので50%の確率で連絡先の交換に失敗してしまうんです。

しかし後者の場合、女性の心理は「メールアドレス、LINE、カカオトークの内、どれかを交換する」といった風に誘導されます。

「交換する?しない?」ではなく「どれを交換する?」に質問の内容をすり替えることで、自然と相手の選択肢からNOを除外することができるんですね。

そして同時に、「相手に選ばせる」ことであたかも「相手に主導権がある」ように見せかけることもできる、地味ですが実は高度なトークスキルなんです。

また、説明の順序が逆となってしまいましたが、すぐ上のヒント①で紹介した写真交換の時の方法も「返報性の原理(法則)」という心理テクニックを応用した会話運びなんです。

返報性の原理とは「他人から施しを受けた時にお返しをしなければ申し訳ない」という、いわゆる「善人であろうとする心理」を逆手に取ったものです。

例えば、あなたが道端で見知らぬ他人からいきなり「こんにちは、いつもお世話になっております」と深々とお辞儀をされたらどうでしょうか?

一瞬、パニックになるでしょうね。

そりゃそうです、誰だって見知らぬ他人からいきなり丁寧にお辞儀なんてされたらビックリします。パニックになるのは当然です。

ただ、もし本当にそんな状況が訪れたなら、おそらくあなたは驚きつつも「いえ、こちらこそお世話になっております」と、思わず頭を下げてしまうと思いませんか?

心の中では「この人誰だっけ?知ってる人?いつ?どこで?」と焦りながらも、とりあえずは体裁を取り繕うために相手に態度を合わせるはずです。

このように他人の好意的な態度に対して、思わず自分も好意的な(少なくとも好意的に見える)態度で返してしまうことを返報性の原理と言います。

さて、話を元に戻しますと、こういった会話のテクニックをここぞという場面でちょこちょこと使っていくと、出会い系で出会える確率はグンと跳ね上がります。

特に多くの人がつまづきやすい「連絡先の交換」や「最初のデートの約束」みたいなチェックポイントでは、必ずこれらのテクニックに沿ったメールを送るようにしましょう。

これまで出会えなかったのがまるで嘘だったかのように、相手の女性からYESを引き出せるようになりますよ。

ヒント③ ある程度の損失を覚悟すると世界が広がる

出会い系にはどうしても援デリ業者や個人情報の回収目的のブラック業者が集まってきてしまいます。

先ほどはこれら業者を見分けることが大事だと説きましたが、かと言って全ての女性を疑っていては良い結果は得られません。

例えば、本記事の執筆のために行った「出会えなかった男性100人」のアンケート結果の中で、必ず相手に「サクラじゃないですよね?」と聞いていた男性がいました。

私も同じ男性なのでこの方の気持ちは痛いほど分かります。

しかし、何の他意も隠し事もなく純粋にメールのやりとりを楽しんでいる女性からすれば、理由もなくいきなりサクラを疑われてしまった訳です。

もしあなたが相手の女性の立場だったとすれば、それって失礼にも程がある、そうは感じませんか?

このように、サクラや業者による被害・損失を恐れすぎると、結果として本当なら出会えてたはずだった女性とも出会えなくなってしまうんです。

ですので、本気で出会い系で出会おうと思うのなら、ある程度の金銭的な損失には目をつぶりましょう。

アダルトなアカウントさえ避けていれば、損失と言ってもせいぜい年間で数千円程度です。

食品を扱うお店なら、例えばコンビニとかなら日々の営業の中で廃棄の品が必ず出ますよね?

でもその廃棄の品を出す出さないとでは、1日の売上に大きな差が出るんだそうです。

なのでそういったお店では最初から「注文予算の○○%を廃棄に充てる」みたいな計算方法で経営をしているんだそうですよ。

出会い系もそれと同じで、体感としてはかけた金額の20%前後がサクラや業者とのメールやりとりで消えていく気がします。

ただ、これはもうそういう性質のものなんです。

そう割り切って考えれば、出会った相手全員に「サクラじゃないですよね?」なんて馬鹿げた質問をすることもなくなります。

それでも出会えない場合、使うべき出会い系を間違えているのかも?

ここまでの内容を全て完璧にマスターして、それでもなぜか出会えない、そういう場合もあると思います。

その場合、以下のNGケースに当てはまっていないか、念の為チェックしてみてください。

NGケース① 完全無料の出会い系サイトやアプリばかり使っている

AppStoreやGooglePlayなどのアプリストアで出会い系を検索すると、完全無料を謳うアプリがザクザクと出てくると思います。

しかし!

はっきり言ってこれらの完全無料アプリで出会えることは99.999%ほぼ確実にありえません!

それはなぜかって?

だって、完全無料を喜ぶのって男性だけですよね?

女性はほぼ全ての出会い系を無料で使えるので、完全無料を喜ぶのって男性だけなんです。

有料の出会い系が男性ユーザーの集客に力を入れるのは理解できます。

男性ユーザーが料金を払うからこそサービスが成り立つ訳ですから。当然のことですよね。

しかし完全無料の出会い系が男性の集客に力を入れるのは、一体なぜだと思いますか?

………………

…………

……

はい、いくら考えても真っ当な答えは出てこないと思います。

「完全無料」という謳い文句は、サクラや業者のエサとなる男性を集めるための撒き餌なんです。

絶対に使うのは止めましょう!

NGケース② 使っている出会い系が自分の目的と合っていない

出会い系と一言で言っても、実は微妙にその特色が違っているんです。

極端な例を出せば、婚活アプリでセフレ探しをしても見つかる可能性はほぼゼロに等しいですよね?

逆もまた然りで、20代前半の男女ばかりが集まる出会い系で婚活をしても、効率は果てしなく悪くなるでしょう。

以下の一覧で、あなたの目的と使うべき出会い系がマッチしているか、今一度確認してみましょう。

主要な出会い系と目的別向き不向き一覧表
サービス名 真面目な出会い・恋活 婚活・結婚 遊び・大人の出会い
ハッピーメール
ワクワクメール
PCMAX(ピーシーマックス) ×
YYC(ワイワイシー)
Jメール ×
メルパラ ×
イククル ×
ラブサーチ ×
youbride ×
おまけ:主要なマッチングアプリと目的別向き不向き一覧表
サービス名 真面目な出会い・恋活 婚活・結婚 遊び・大人の出会い
Pairs(ペアーズ) ×
with(ウィズ) ×
Omiai(おみあい) ×
Tinder(ティンダー) ×
marrish(マリッシュ) × ×

NGケース③ そもそもアクティブユーザーがいない

地方住みの方に起こりやすいケースですが、そもそも出会い系サイト・アプリ内のアクティブユーザーが少なく、出会い自体が存在しない場合もあります。

言うなれば魚のいない釣り堀に糸を垂らしているようなもので、当然ですが釣れることは絶対にないです。

もしもこういった状況に陥ってしまったら、全国的に知名度の高い超有名な出会い系に乗り換えるか、いくつかの出会い系サイト・アプリをハシゴして使うことを検討してください。

ちなみに私は埼玉住みでハッピーメールを主戦場としていますが、それでもたまに人がいないなって感じる時期があります。

そういう時は同じく人気のワクワクメールやJメールといった別アプリに足を伸ばすようにしてますね。

絶対にそうしろと言う訳ではありませんが、行き詰まった時の参考にしてください。

落ち着いて分析すれば素敵な出会いは必ず見つかります!

出会い系って相手の姿が見えないですし、返事も必ずもらえる訳じゃないので、自分の何が間違っているのか本当に分かりづらいんですよね。

そこにサクラや業者みたいな不純物が混ざり込むことで、余計に問題をややこしくしている、それが出会い系っていう世界なんです。

しかし画面の向こうにいるのが同じ人間である以上、そこには必ず法則みたいなものが存在します。

それらを落ち着いて調査・分析すれば、あなたの出会いを妨げている原因が必ず判明します。

諦めずに、まずは基本から始めてみてください。

そして良い反応がもらえるようになったなら、私の出したヒントを元にあなたの出会いを広げてみてください。

きっと素敵な出会いは見つかります。

がんばってくださいね!