私も経験があるうちの1人なのですが、出会い系に登録して女の子探しを始めるようになってから、何となくですが以前に比べて架空請求のメールが多くなったような気がしています。
架空請求のメールが多くなったと言っても、これまで1ヶ月に0通だったのが、1通2通ポツポツと来るようになったというだけなので、大して問題視もしていないのですが、どこから漏れているのかやっぱりちょっと気になりますよね。
こういった架空請求メールは、一体どういう経路で送られてくるのでしょうか。
出会い系サイトからの流出はないと思っています
一番疑わしいのが出会い系サイト自体からアドレスが流出し、それが架空請求メールに繋がっているケースですよね。
実際のところ、まあ出会い系サイトってちょっといかがわしいというか、怪しい印象がありますから、そのように考えるのは至極当然のことでしょう。
けれども、私としてはその可能性は低いのではないかと思います。
というのも、私は自分が使う目的以外に使用感を調べて簡単な紹介レポートを書くため、全部で10個ぐらいの出会い系サイトに登録しているのです。
これだけ登録しておきながらも、さきほどお話をした通り架空請求メールの件数はさほど多くありません。
そのことが逆に不自然な気がするのです。
もしも出会い系サイトから流出しているのだとすれば、10個ものサイトに登録しているのですから、もう少し架空請求メールが来てもおかしくないはずです。
業者間で名簿が重複しているのかもしれませんが、それにしてもメールの数が少なすぎるのではないでしょうか。
このことから、これはあくまでも推測ではありますが、架空請求メールが来るようになった原因が出会い系サイト側にある可能性は低いでしょう。
架空請求メールが増えた原因は、出会い系サイトが個人のメールアドレスを横流ししているのではなく、これまでやり取りした女の子の中にメールアドレス回収業者のアカウントが混ざっていた可能性の方が高いと言えます。
仮に、サイト側からの流出だとしたら……?
仮に、出会い系サイト側がメールアドレスを流出させていたのだとしても、1ヶ月に1回来るか来ないかの架空請求メールはぶっちゃけ対して怖くないですし、気にするに値しません。
逆にその架空請求メールさえ我慢すれば、私の場合1年間で3~5人の新しい女の子と出会えてしまうので得るものの方が多いです。架空請求メール、全然オッケー!(笑)
もちろん、それでもやっぱりこういった架空請求メールは気になるという方も多くいらっしゃるとは思います。
しかし、気にしたところで1度流出してしまったメールアドレスを完全に削除することは不可能ですし、2000年台前半の出会い系同時登録絡みで送られてくる怒涛の架空請求メール攻勢に比べれば、最近の架空請求メールというのははっきり言って全体的におとなしいものです。
あの当時は下手すると1時間に100通ぐらい迷惑メールが届いてましたから、それに比べれは最近の架空請求メールは屁でもないですね。
出会い系サイトを利用する際は、「出会い系とはこういうものなのだ」と良い意味で諦めて開き直ることが、ストレスが溜まらない方法かもしれませんよ。
架空請求メールの被害パターンについて
敵を知り己を知れば百戦殆うからずと言いますし、架空請求メールを始めとする迷惑メールの被害パターンについて知っておいても損はありません。
もし今あなたが架空請求メールに怯える日々を送っているのであれば、気持ちを落ち着ける意味でも以下の記述を参考にしてみてください。
架空請求メールに怯える人ほど悪徳業者の罠にかかってしまう
架空請求メールには必ずと言っていいほど「金銭の支払い義務がある」という旨の文言が含まれています。
そしてこの「義務」という文言に恐怖心を抱いてしまう人が、世の中には一定数存在します。
そのようなタイプほど悪徳業者の罠にはまってしまい、言われるがまま支払いに応じてしまう傾向にあるんですね。
出会い系サイトのようないかがわしいものを利用している、利用規約をよく読まなかったかもしれない、性欲にまかせて実は高額コンテンツを利用してしまったかもしれない、etc……。
架空請求メールにはそんなこと一言も書いてないのに、「あなたには義務があります!」と強く言われただけで自分の中で心当たりを探してしまうんですね。
そうやって不安になればなるほど架空請求メールのことが頭から離れなくなり、さらに罪の意識を勝手に膨れさせてしまいます。
架空請求メールの文面にも、裁判や法的措置、警察、利用料金の支払義務、遅延損害金等のワードが書かれているので、より真実味が増してすぐに払わなくてはいけない気がしてしまうものです。
業者によっては、あなたの個人情報は把握しているので自宅や職場まで回収しに行くと脅すこともあります。
もちろん自宅や職場なんて知られる訳がないですし、そもそもこういった文句がすでに立派な脅迫なのですが、冷静さを欠いている状態では更に追い打ちをかけられることになるでしょう。
このまま放っておいたら状況は増々ひどくなるのではないか、出会い系サイトやアダルト系サイトを利用したことが家族や会社にバレてしまうのではないかと焦り、支払ってしまう人が少なくないのです。
実際、架空請求メールで請求される額は支払えないくらい高額なのではなく、支払えるくらいの金額であることが多いです。
その為、支払うことで恐怖感から解放されて安心することができるなら…と、支払うことを選ぶ人が後を絶ちません。
このように、架空請求メールに怯える人ほど悪徳業者の罠にかかってしまうことが多いので、まずは冷静になることが必要です。
悪徳出会い系サイトに騙されてしまう
さきほど、サイト側からメールアドレスが流出する可能性は低いというお話をしましたが、悪質な出会い系サイトに登録してしまった場合はその限りではありません。
上でも触れましたが、2000年台前半には出会い系サイト規制法というものがまだ存在しなかったため、同時登録やら料金後払いやら何やら、正直今の時代よりもずっと、出会い系サイトやアプリというのはアンダーグラウンドな存在だったんです。
その中でも問題になったのが「料金後払い&自動課金」の出会い系サイトで、これは無料で登録できるけど利用したらお金がかかるといったものです。
それ自体はごく当たり前の料金制度なんですが、悪徳出会い系では「このサービスの利用には○○円かかります」とか「これ以上のご利用には課金が必要です」みたいなアナウンスが一切なかったんですね。
そのためユーザーは無料だと思って有料コンテンツの域までガンガン使ってしまい、頃合いを見計らって出会い系サイト側から「あなたには○○万円の支払い義務が~」といったメールが届く訳です。
しかもこの場合、実際にそのユーザーが利用していた出会い系サイトの名前でメールが届くので、見に覚えありまくりで素直に支払ってしまう……といった被害が相次ぎました。
出会い系サイトに登録しようとしてワンクリック詐欺に引っかかる
ワンクリック詐欺とはその名の通り、リンクをクリックしたことで一方的にサイト側から登録料や利用料金が発生したと言われ、高額な金額を支払うように求められる詐欺のことを言います。
ワンクリック詐欺はアダルト系のサイトに多く見られますが、出会い系サイトにも存在します。
出会い系サイトに潜むワンクリック詐欺の手口のひとつとして、利用者が年齢認証確認をクリックした時に自動的に登録完了となってしまい、そのまま高額な登録料を請求されるというケースがあります。
この時、画面に大きく登録完了と表示され、IPアドレスや個体識別番号、プロバイダ等、個人情報が全て入手されてしまったような書き方をされることが多いでしょう。
※こういった雰囲気の画面ですね。(引用:増加するワンクリック詐欺のシステムとその対処法! – 花のや)
IPアドレスのように自分ですら知らない情報をつらつらと並べ立てられると心中穏やかではいられないと思いますが、安心してください。
実はこういった情報は誰でも知ることができる公共の情報なんです。もちろんあなたにだって、やり方を調べれは簡単に他人のIPアドレスなどを知ることができます。
ですがこういったITの知識って誰もが持っている訳ではありませんよね?
ワンクリック詐欺というのは、実は大した価値も無い情報をあたかも重要な情報かのように見せかけて恐怖心を煽り、そこに付け込んでお金を騙し取ろうとする詐欺の手法なんです。
裁判所の名前で書類が届いたのであれば放置は禁物
悪質ですが、裁判所の書類を偽って架空請求する悪徳業者もあります。
しかし、裁判所から届いた書類を見慣れている人は少ないですよね。
その為、書類が届いたところで本物なのか偽物なのか判断つかないものでしょう。
確実に身に覚えがない場合であれば気にすることがありませんが、もしも少しでも心当たりがあれば確認した方がよさそうです。
その場合、以下の手順で確認していきましょう。
- 裁判所が実在するかどうか。
→インターネットで検索すれば一発です。 - 裁判所に書類について直接問い合わせ。
→書類内に「裁判所ではなくこちらの事務所に問い合わせを」と書いてあっても、裁判所に直接問い合わせてください。
もし仮に本当に裁判所から届いた書類なのであれば、少なくとも詐欺の可能性はなくなるので一安心です。(まあ裁判やら何やらの可能性が高くなるのでそっちの方は安心できませんが、笑)
逆に偽物の書類であった場合、こちらはちょっと厄介なことになるかもしれません。
書類が郵便で届いたのであれば、それはつまりあなたの住所が悪質な業者の名簿にすでに載っているということですからね。
この場合でも基本的には相手に連絡などはしないでください。一度でも連絡すれば、必ず「こいつはカモだ」のように思われてしまいますからね。
悪質な業者が最も嫌うのは無反応な相手であり、反応を返してくる相手は全て詐欺れる可能性のある見込み客なんです。
ですので、どうしても不安が拭えない場合は、業者ではなく消費生活センターや弁護士のような第三者に相談するようにしましょう。
架空請求メールがきた時の対処法
最後に、架空請求メールがきた時の一般的な対処法ですが、まずは気持ちを落ち着かせることが大事です。
冷静さを欠いてしまうと、適切な判断ができません。
支払うように督促をされると焦ってしまい、事実確認の為に業者に連絡をしてしまう人もいるはずですが、これは絶対にやめてください。
架空請求の場合、自ら業者に連絡をしてしまうと相手に個人情報が知られてしまい、更なるトラブルに繋がる危険性があるからです。
相手は言葉巧みに個人情報を聞きだし、どこの誰なのかを特定してしまうでしょう。
悪徳業者は人の弱さに付けこむので、あたかも正論であるかのように装い、連絡をしてきた人に対し恐怖感を与えます。
そして架空請求の怖いところは、1度でも金銭を支払ってしまうと悪徳業者からターゲットにされ、被害がさらに拡大するところです。
それらしい理由をつけられて、次々に登録料や利用料、遅延損害金等を請求されてしまいます。
このようなことを防ぐ為にも、明らかに架空請求だと分かるメールが来た時は、自分からアクションを起こさずに徹底的に無視しましょう。